
買ったお店で直してくれない… 古いお草履なので、お店が分からない… 買ったお店がやめてしまった…
本来は、下駄にゴムはついていませんでした。しかし、昨今の道路の舗装や、住宅環境の変化によって、下駄の音が雑音のようにとらえられるようになってしまっています。展示会などでお話をお聞きすると、「カランコロンという下駄の音がいいんだよ…」という方が多いのですが、残念なことです。最も多く履かれている「右近」には、ゴムが付けられていますが、千両や小町には、ほとんど付けられていません。カカトゴムをお付けになるときは、次のようなことにご注意ください。
●はじめからついているゴムが摩耗して、台の桐が減る前にお付けになることをおすすめいたします。
●本体についているカカトゴムを生かした方が、コストを抑えることができます。
●柔らかい台(柔らかい桐)の場合には、本体がフケてしまっていることがあり、カカトゴムを付けることが難しい場合があります。
大切なポイントは、早めのお手入れです。
一般的に下駄に張られているゴムは、軽くするために、スポンジ系のゴムが使用されています。このゴムは、クッション性がよいのですが、ソフトであるために、小石が食い込んでしまうことがあります。
そこで、靴用のゴム素材を使用して、下駄の条件に合わせてセットすることを考えました。写真上は、男千両、下が小町です。
●下駄の歯の修理は、履く方のご希望と下駄の物理的な条件がありますので、写真などで確認させて
いただきながら、修理をお受けしたいと考えてております。
●修理素材のゴムは、数種類を用意して、最適な材料を使用させていただきます。
●修理の方法・使用する素材によって修理の値段が異なります。はじめからゴムが張られていない下駄は、そのままお履きいただくことが
よいと思います。